【みかん管理】生育に違い“優秀な有葉果”劣る直花果

みかん有葉果
(R5.5.8  早生みかん 有葉果)

みかん管理
早生みかんです。

切り上げ剪定で進めています。

有葉果と直花果とでは生育に違いがあります。


増やしたいのは優秀な有葉果です!


〇優秀な有葉果(花)

・ゆっくり時間をかけて咲く

・咲き切る花で落弁しやすい

・扁平になりやすい(横肥大)

・房の数が多くなりやすい(平均で直花果より+1房)

〇有葉果(花)着くところ

・枝の先端(立ち枝の先端)

・力のある立枝の先端

・目通り部から上部にかけて(頂芽優勢)
(下部の枝でも有葉果を出すことはできます)

〇有葉果(花)出すために工夫

・切り上げ剪定

・CN比を高くする

・植物ホルモンを活かす(充実した枝)


直花果(花)
(同じ樹 直花果)

早生みかんでは

直花(果)が増えやすい傾向です。

青島よりホルモンが
弱い傾向があるからです。


直花(果)多く生理落果も多く

無駄な花が
多い品種とも言えます。


歩留まりが悪い(セット率が低い)とも言います。

〇直花果の欠点

・花が小さく咲き急ぐ

・花が小さいので咲き切らない

花弁が小さく纏わりつく(灰色カビ)

果形が腰高になりやすい

・縦肥大しやすい

房数が少ない(有葉果よりマイナス1房)

・糖度、酸度ともに低くならないか心配

着果過多がわかっていたら摘果も剪定もしっかりやる!


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