【水溜まり園】切り上げ剪定“ホルモン強化”N減量で正解見えた!?

切り上げ剪定
(R5.5.8 早生 切り上げ剪定)

みかん管理
早生みかんです。

切り上げ剪定継続園です。

雨が続くと直ぐに
水溜まりができるみかん園でした。

窒素分は
徐々に減量をして


ようやくまともな
状態を作れたと考えています。


ホルモン強化により
樹勢が良くなってきました!


芽が真っ直ぐ止まる
葉が真っ直ぐ止まる
葉色は薄め ⇒ 濃くしないよう気を付けています。

まだ少ないですが
有葉果が増えて来ました。


果形が扁平な
みかんも増えて来ました。

以前は丸形や腰高みかんで

平均レベルの
みかんに届かないこともありました。
水溜まり
(列ごとに水溜まり)

☆窒素を減らして
 肥大はしないでしょう?


大きな花:有葉花(果)を多くします。(収穫量の確保、小玉防止)
小さな花:直花を少しでも減らします。(切り上げ剪定)
剪定時期:1月中旬~ 早くすることでホルモンレベルを上げ、肥大は進みやすい。

☆窒素を減らして
 新葉が増えるんですか?


発芽(新葉)を増やすためには
ジベレリン、サイトカイニン、オーキシンのバランスです。
窒素を多くしても新葉は簡単に増えません。

☆窒素を減らして
 果形が扁平になるんですか?


果形はホルモンによって変化します。
ジベレリン=縦肥大
オーキシン=横肥大
サイトカイニン=細胞分裂促進(房数期待)
窒素減量で縦肥大を抑制できます。

☆窒素減らして
 有葉花が増えるんですか?


有葉花の多い少いは
CN比によって決まります。
CN比を高くするためには窒素減量が早いです。

光合成による同化養分が
手で撒く窒素(肥料)より多くなることが望ましい。

曇天や雨続きでは
光合成はそこまで進まないと考えます。


バランスを取るために窒素減量をしています。

窒素減量のためには
切り上げ剪定は必須条件と考えます。


減量体制3年目:年間窒素10㎏以下


有葉果


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