切り上げ剪定“徒長枝は力”上手く使う

切り上げ剪定
(R7.2.28 切り上げ剪定)

みかん管理
青島みかんです。

切り上げ剪定で進めていきます。

老木である程度の
隔年結果は見られます。


徒長枝は力のある枝です!

上手く使うよう心がけます。

徒長枝の意味は

無駄に長く伸びた枝ということです。

徒長して気になるかもですが

ホルモンが充実した
使える枝ということなんです。

切ってしまうとホルモンバランスが乱れます。

同じ位置から
複数出ているなら

2本は1本に
3本は2本にすると


決めておくと良いでしょう。

出たままにしておくと

力が分散しているので

有葉花が少なく
直花が多くなります。


徒長枝の
本数を整理したら

その徒長枝を倒すことです。

倒してこそホルモンが活かされます。

果実の重みで倒れること。

徒長枝
(青島 徒長枝)

徒長枝=立枝(又は良質な結果母枝にもなる)

立枝(先端部)にはホルモンが溜まりやすいです。

3つのホルモン
ジベレリンとサイトカイニンとオーキシン

発芽のためには
この3つのホルモンが大切です。


ジベレリンが強すぎると
芽は長く伸び曲がりやすいです。

サイトカイニンが弱い場合
根っ子が弱っている証拠です。


サイトカイニン弱いと
新芽が止まらなくなります。

オーキシンは枝の先端
樹の上部で増えやすいです。


オーキシンは上から
下(根っ子)へ移動していきます。

立枝が横枝になった場合

枝の背の部分
(上の部分)
同じような動きになり

発芽しやすくなります。

徒長枝を倒すと
ホルモンバランスが整いやすくなります。

徒長枝(立枝)を倒すことで

発芽に必要な
3つのホルモンが揃います。

発芽に必要な
ホルモンバランスになります。


ジベレリンとサイトカイニンが溜まって
オーキシン濃度が下がった時に発芽します。

芽は枝の背、葉の葉腋、果梗枝から出ます。

一番使いやすいのが枝の背から出る芽です。


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