【切り上げ剪定】陽一郎“良質な立ち芽”植物ホルモン意識

切り上げ剪定
(R6.5.30 湖西市 裾から切り上げ)

みかん管理

陽一郎の
切り上げ剪定です。

裾枝を切り上げていきました。

元々管理が良かったので

樹勢が良好で


良質な立ち芽が
複数確認できました!


どの品種でも
植物ホルモンを
意識できるといいです。

陽一郎を攻略するためには

枝の直立性に慣れることです。

同じ位置から
複数の立ち芽が出やすいです。

芽カキなどで

本数の整理が
できたらいいのですが

そのままの
場合が多いでしょう。

切り辛い立枝が
固まっている感じです。

小型の徒長枝が

複数あると考えて
対処すればいいのです。


本数を減らします。

直ぐに樹高が
高くなってきますので。


適度に下げていきます。
(立枝切る場合あり)


切り上げ剪定
(枝の背から良い芽)

陽一郎でも
青島や興津などと同じで


良質な芽は
枝の背から出ます。

徒長枝は倒して芽を出させます。

発芽に関わる
ホルモンは3つあります。

ジベレリンとサイトカイニンとオーキシンです。

切り上げ剪定
(結果母枝)

良く言われます
枝を切って芽を出させるんだと

チョッと違うと思います。

3つのホルモンが
揃った時に発芽です。

倒れたばかりの枝の背から発芽

立枝の上部での発芽

ホルモンが揃いやすい場所です。

初めから垂れ下がっていると
発芽が思わしくないことが多いです。

3つの
ホルモンは
揃いにくいからです。

新芽が出た時に

形や止まり方で
窒素量の確認ができます。

ここの園地では

窒素量は
適切だと考えます。


葉が真っ直ぐ伸びています。

波打っていません。

先端の止め葉もしっかりしています。

陽一郎は
窒素ではなく


土作り根作りを
強化できたらいいです。

根っ子(細根)が活きてくると
サイトカインんが溜まりやすいです。



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