(R6.5.23 切り上げ剪定)
みかん管理
陽一郎の切り上げ剪定です。
樹形でみかんの
品質は決まりません。
樹形に拘っても
美味しいみかんは成りません。
樹形はあまり気にせず
直立性を
活かす考え方で
陽一郎の剪定を考えます!
植物ホルモンには拘ります。
近い場所から複数の
分岐枝が見られることもあります。
面倒がらずに
少しずつ本数を
減らしていきましょう。
上部の高い位置の枝に付いては
高さを少し下げることを意識しながら
本数の整理くらいに止めます。
成らせる⇒少し下げる
を繰り返します。
それほど
高く伸びなくなります。
もちろん
品質ではなく
作業効率重視の場合は
立枝を積極的に切るのもありです。
立枝を切ると
樹脂病などが増えたり
糖度が平均まで
上がらないこともあるので
何を優先するのか
良く考えて枝を切りましょう。
立枝の先端には
有葉花(果)が着きます。
活かすも殺すもあなた次第です。
樹形は気にせず
品種の特性を活かした方が
無難だと考えます。
直立性、縦伸長などは
ジベレリンとの関係が深いので
年間窒素量なども
慎重に考えるべきです。
青島と同じ考えは
やめた方がいいです。
(下垂枝)
徒長気味の枝が倒れました。
下向きになった枝を整理します。(切っていきます)
切り方に決まりはありませんので
ある程度ルールを
決めておくと良いですね。
写真の場合
下向き右側の枝から
順番に5本切ります。
下向きの枝を外す理由は
ホルモンの流れが悪く
有葉果(花)率が下がるからです。
良い芽も出ません。
効率良く有葉花(果)を着けるためには
良い枝や良い芽を増やすことです。
良い枝や良い芽
葉が真っ直ぐ
葉が上向きになる
陽葉が多い
葉の面積が
小さく見えても
厚みがあること大切です。
ジベレリンを活性化させると
葉の面積が
大きくなりやすいです。
陰葉が増えやすいです。
陰葉の特徴は
光飽和点が低いことです。
光飽和点が低い葉に
強い光を当てる
必要はありません。
陰葉は弱い光で
効率良く
光合成ができる葉です。
光を当てることを
考えすぎるがために
立枝を切るようになります。
形作ることで
達成感はあるかもしれませんが
みかんの品質は
上がらないでしょう。