【庭先みかん】大津4号の生育順調だがホルモンはアンバランス

大津4号
(R6.5.7 大津4号)

庭先みかん

大津4号です。

1本を大切に管理されています。

生育は順調ですが

植物ホルモンでは
アンバランスが伺えます。


今までは少し多目の
肥料成分が入っていましたが

昨年からは
肥料は無しにして
様子を見てもらっています。

今年は土作り根作りとして

ネバリンを撒いてもらうようお願いしました。
新芽の様子
(新芽の様子)

新芽の様子は
先端の葉が先細っています。


ジベレリンが高くなっていると考えます。

肥料を減らして
ホルモンを調整しているので


3年くらいすると
現在よりは短い芽で止まるようになるでしょう。

葉っぱも厚みが出て
光合成能力の高い葉に期待ができます。


有葉花
(有葉花)

花を持つ芽の有葉花です。

少し長すぎるのが
ジベレリンの強さを示しています。


長さが長いと絶対ダメということではありませんが

ジベレリンの影響から
内容不足の心配もあります。


下向きになってしまった有葉花は

上向きの充実した
有葉花より内容劣ります。


直花果
(直花果)

直花果です

ジベレリンの影響で腰高になっています。

絶対はありませんが
有葉果よりも内容劣りやすいです。

縦肥大傾向のため

房数が少なくなりやすく

低糖度が心配されます。

直花果は縦肥大ですが

有葉果は横肥大になりやすいです。

オーキシンの影響です。

ジベレリン:成長ホルモン(主に縦伸び、徒長枝なども)
オーキシン:根っ子ホルモン
サイトカイニン:花ホルモン


これらの3つのホルモンが
バランス良くあることで発芽します。

枝を切ると芽が出るわけでもなく
肥料を沢山撒くと芽がでるわけでもなく


植物ホルモンで発芽します。

有葉花
(下向きだが果形良い有葉花)


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