【みかん管理】徒長枝“有葉花と直花”直花は垂れ下がった枝
2024年05月22日
(R64.22 徒長枝:有葉花と直花)
みかん管理
早生みかんです。
水田転換園です。
切り上げ剪定で
肥料は少な目にしています。
かなり窒素を切っていますが
それでも
ジベレリンが
高くなってしまうのです。
園地の所々で
徒長枝が見られます。
徒長枝は利用する考え方です。
徒長枝が垂れ下がってきました
花形は良くありませんが
花が着いてくれました。
花を着けるためには
花ホルモンの
サイトカイニンが必要です。
近年はサイトカイニンupにも努めています。
徒長枝の上部で有葉花
垂れ下がった下部で直花
一本の徒長枝で
有葉花と直花に分かれました!
勢いが無くなった
枝には直花がメインになります。
直花は花形がイマイチで
充実する前に直ぐに
開いてしまうイメージです。
そして生理落果で
落ちやすいのも特徴です。
貯蔵養分を浪費する
良くない花とも言えます。
直花を減らすためにも
切り上げ剪定がお勧めです。
剪定の良し悪しが
樹勢を保てるか否かにかかっています。
(直花ケシキスイ)
管理はできているつもりです。
調子の良い樹もありますが
逆に良くない樹、場所があります。
CN比を高く保つようにして
有葉花を増やそうと試みますが
園地の奥の方
水が長時間
溜まり続ける場所では
隔年結果がなかなか改善できません。
雨が続くと直ぐに
水浸しになってしまうのです。
根っ子が弱りやすい条件です。
また細根の確保が難しいので
どんな肥料を撒いても
窒素しか効かないパターンです。
葉面散布で微量要素を
補う必要があるかもしれません。
下からは微量要素は撒いてあります。
今後は可能な限り
調査が進められたらいいと思います。