【着花レベル5】地味で大変“摘蕾”良質な芽は切り上げ剪定から

みかん摘蕾
(R6.4.27 早生みかん)

みかん管理
早生みかんです。

着花過多樹が散見されました。

着花レベル5です。

新芽がほとんどない樹です。

早急な着花調整が必要です。

手直し剪定もアリですが

ここでは(摘蕾摘花)


地味で大変な摘蕾を実施します!


新芽を出すためですが

弱くて短い芽が沢山出ても
良質な花を着けることが難しくなるので


少しでも長めの芽を
確保できるように努めます。

長くて真っ直ぐ止まる芽ですね。

発芽に適したホルモンバランスは

ジベレリン+サイトカイニン+オーキシン

発芽のための
ホルモンバランスを揃えやすいのが

切り上げ剪定になります。

切り下げ剪定で
立枝を多く切ってしまってある場合は

発芽のための
ホルモンバランスが
揃いにくい欠点があります。


着花過多
(着花レベル5)

発芽に必要な3つのホルモン

ジベレリン:常にあるので大丈夫
サイトカイニン:根っ子が健全なら大丈夫
オーキシン:立枝があれば作りやすい

窒素を多く撒いてしまうと

ジベレリンが増えて
サイトカイニンが減ります。


窒素過多は発根阻害の心配もあります。

オーキシンは
立枝の先端で作られます。


立枝を活かす
切り上げ剪定なら大丈夫です。

もしも

立枝を切る
切り下げ剪定と

窒素過多にしてしまった場合は

摘蕾(摘花)が
しっかりできたとしても

良質な発芽が
望めないと考えます。


そのような場合は生理落果後の

集中摘果の方が
効率が良いと考えます。

発芽が思わしくない状況にも関わらず

摘蕾(摘花)で
発芽を狙うというのは


非効率過ぎなのでは。


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