【みかん管理】不格好違う“徒長枝”成らせてから処理

みかん徒長枝
(10月13日 徒長枝 青島みかん)

みかん管理
青島みかんです。

青島みかんで良くあります。

栄養成長が強く出ている状態です。


徒長枝がありました!


徒長枝は直ぐに
切ることを考えるのではなく

一度
果実を成らせて
枝質を変えてから切ることで


ホルモンバランスがとれて

落ち着きます。

不格好に思えて
つい枝を切ってしまう

切りたくなってしまう

成らせる前に待ちきれず
切ってしまうことが多いものです。

切ることが絶対に
間違いという訳ではありません。


個人的見解ですが

剪定というのは

切ること、切らずに様子を見ること

枝を活かすこと
まで含めてと考えます。


その年に人にわれて
切った所で正解にはなりません。

徒長枝がある
上部の枝がツンツンしている


その要因は

それまでの
管理の中にあります。


切らないという選択肢も
あるということをお忘れなく。

剪定は植物ホルモンを
変えることができる技術になります。



徒長枝みかん
(徒長枝みかん)

徒長枝の
みかんは優秀か?

徒長枝のみかんは良くない

または、

徒長枝のみかんは
素晴らしいという場合があります。

徒長枝は力のある枝です。

窒素過多の場合は

せっかくの有葉果も

ジベレリン影響で
軸太で大玉みかんです。


窒素を上手に加減することで

素晴らしい
みかんになります。


徒長枝=栄養成長と生殖成長のアンバランス

生殖成長が弱すぎるので

いつも通りの
窒素量ではなく

少ない窒素で調整します。

生殖成長=エチレン、アブシジン酸、ジャスモン酸 増やす(ブレーキ的ホルモン)

窒素過多=ジベレリン活性(アクセル的ホルモン)

徒長枝は切っても改善は難しいので

根っ子を活性化(細根増)することで

地上部と地下部(根っ子)との

バランスを取ることを
考えると上手くいきます。


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