(三ヶ日町 本坂 )
みかん管理
三ケ日の本坂支部です。
園地整備により
機械化や効率化が進みます。
農薬散布は
スピードスプレイヤー(SS)
肥料散布は肥料散布機
除草作業は
草刈り機(乗用)、スピードスプレイヤー
剪定屑、枝屑
粉砕機、チッパー、カッター
作業の効率化が進んでいます!
それでも
まだ、労力のかかる
作業はいくつかあります。
摘果、収穫、運搬、選果、剪定
中でも剪定作業は
みかんの品質や
収穫量を考える上では
特に重要な作業となります。
規模が大きい場合
剪定の本数も
2000本や3000本となると
迷っていたら
終わらなくなってしまいます。
上手にルール決めをして
しっかり剪定は行うべきですね。
(整備されたみかん園)
剪定の切り方には
特に決まりがありません。
切る人が樹を見て
考えて進めていきます。
切り過ぎたら
みかんが成る
場所が無くなります。
切らなさ過ぎると
様々な作業の効率が下がります。
そのため剪定では
ルール決めをすることで
ある程度効率良く
進めることができます。
切り上げ剪定でのお話になります。
枝の伸び方動きには
Yの字の法則があります。
Yの字の集合体で
樹が成り立っています。
樹の根元から追っていきます。
Yの字に分岐してますよね?
3本の分岐なら
Yの字が二つ重なるパターンと見ます。
Yの字の分岐を見ると
どちらかが太く
どちらかが細くなっています。
太さが全く同じ場合は
有葉花が
多い方を残すとか
葉の状態が
良い方を残します。
ホルモンの流れが
良好な方は太い方です。
細くて弱い方を切って
太くて元気な枝を残していきます。
細い枝は黒ずんでいることが多いです。
アンモニアが溜まっていると考えます。
使っても
弱い直花の
可能性が高い枝です。
ホルモンは上に向かいますので。
Yの字の法則で剪定をすると
切り上げる
剪定になっていきます。
調子のいい枝が残るので
人の感覚で混み合うとか見えても
みかんの質が
極端に落ちることはありません。
分岐を追って
ホルモンの流れを見て
切り上げる剪定は
慣れてくると加速します。