(品評会用 みかん選抜)
みかん管理
青島みかんです。
貯蔵してあったみかんから
品評会用の
みかん選抜です。
出品するからには
2等でも3等でもいいので
入賞を狙っていきます。
切り上げ剪定の
ホルモン強化です!
更に近年はひと園地ですが
窒素減量体系に踏み切っています。
剪定は切り上げ剪定の継続です。
ホルモン強化+窒素減量体系=食味と鮮度が上がりました。
(個人的見解)
着果ストレスに
養分ストレスをかけるので
剪定や摘果は
手抜きができません。
剪定は細かい
切り上げ剪定になっています。
(切り量では10%前後)
摘果は手間ですが
2回以上行うようにしています。
ミネラル
アミノ酸などの
吸収を意識しています。
(特にカルシウム)
品評会みかんの点数配分は
食味30点
鮮度充実20点
この2項目で
点数の半分を占めます。
この2項目で
点数が取れたら
上位入賞が見えてきます。
他の項目は10点ずつです。
形状 10点
果面 10点
色沢 10点
外傷 10点
肉質 10点
品評会では
毎年2等か3等には
入れるようになってきました。
食味と鮮度充実で
点数が取れるようになったからです。
(みかん選抜)
切り上げ剪定で
枝が下垂しやすい状態を作ります。
みかんは全て
下向きになるように
2回の摘果で調整していきます。
ジベレリン活性を
回避するためでもあります。
軸太にならないよう
窒素には注意します。
手で撒く部分と
雨水で入る部分です。
夏肥については調査中ですが
7月下旬くらいを
目安に撒くようにしています。
果実品質については
8月の上旬で大体決まります。
果実品質に悪影響を与えないよう
夏肥は遅くしています。
窒素はホルモンを
乱す要因になるからです。
特にジベレリンを活性化させます。
ジベレリンは
成長型ホルモンです。
地上部の縦の
方向が強くなります。
内容の向上には
向いていないと考えます。
ジベレリン活性は
大玉みかんや浮皮みかん
貯蔵性の低下などが心配されます。
窒素が多くなった場合はそれらが加速します。
品評会みかんの
規格サイズは2LかLです。
やや小玉を意識します。
L多目~2L普通くらいで狙います。
年内出荷
3L 6% 2L 37% L 40% M 14%
平均 糖度 12.2% 酸度 0.74%
評価点 155点(1園地だけ)
(平均点 102点)
収穫量は減らして
内容を重視する栽培体系です。
点数が取れたからと言っても
お金が残るわけではないので考え処でもあります。