(早生みかん チャバネ)
みかん管理
早生みかんです。
カメムシが好む
スギやヒノキは周囲にはない。
近所の農家さんが話されてました。
なぜか我が家の
園地に限って集まってくる。
追加防除までやったのに…
なぜですか?
みかん重要害虫のカメムシです!
好まれる条件を考えてみました。
個人的見解です。
〇日当たり良好な場所
〇着果が多い樹(樹勢低下)
〇水が溜まりやすい場所
〇窒素過多
簡単に変えられるのは
窒素量ですね。
必要以上に撒いてしまうと
発根を阻害する心配があります。
発根が弱いと
サイトカイニンやオーキシンの
絶対量が減少してしまいますので
虫除けホルモンである
エチレンも作られなくなってしまいます。
窒素過多だと
処理が追い付かない
植物にとっては毒物になる
アンモニア態窒素が
樹体内に増えてしまうのです。
樹で処理ができないので
枯れ枝にして
外へ出そうとします。
虫に吸収して貰おうと呼び込みます。
(チャバネアオカメムシ)
最高気温が20℃くらいあれば
カメムシは
十分活動でき
吸汁害も心配されます。
11月でも日中の気温は
20℃くらいまで上がっていました。
カメムシの多く集まる樹や
少数で落ち着いている樹に分けられます。
集合フェロモンの影響とも考えます。
植物は害虫に対して
それなりに抵抗しますので
樹勢が良好であれば
ある程度は大丈夫なのですが
樹勢が弱って抵抗物質が作れない場合
カメムシの吸汁害を
激しく受けてしまいます。
近年は冬でも樹上で
カメムシを見つけることができます。
カメムシは飛来性で
みかん園で生育はしないとされます。
それにしても
数が多いので厄介ですね。
薬剤で一時的な効果は見られますが
好まれる条件が満たされている以上
カメムシを完全に
裂けることはできないでしょう。
好まれる条件は何かを良く考えて
それぞれの
対応策を試してみては。