【早生みかん】栄養成長抑制“ホルモン威力”扁平みかん狙え!
2023年09月09日
(R5.8.7 早生みかん SM狙い)
みかん管理
早生みかんです。
切り上げ剪定5年目の園地です。
ホルモンが強化され
栄養成長と生殖成長の
バランスが取れてきたと思います。
雨が多いと栄養成長が
強くなりがちなので少し苦労しますね。
栄養成長抑制=ジベレリン抑制
果形が丸いとされる早生みかんでも
扁平なみかんを狙えます。
ホルモンの威力です!
直花果は丸形に
なりやすい性質がありますが
ジベレリン抑制することで
果実の果形を
変えることが可能です。
直花果で扁平になるので
有葉果はもちろん
扁平になりやすいです。
(扁平みかん)
扁平みかんに拘る理由は
縦肥大よりも横肥大を進めて
みかんの房数の
増加に期待できるからです。
房数が11個なら
糖度は11%に期待できます。(目安)
扁平にすることで
腰高果や丸形果よりも
ストレスをかけやすくなります。
扁平みかん
横肥大強化のために
・窒素過多にはしない 窒素=縦肥大
・オーキシンを活性させ横肥大 オーキシン=横肥大
・切り上げ剪定必須 立枝活かす=オーキシン増
注意点は
立枝を積極的に使う
切り上げ剪定であること。
窒素を切るので
適正着果にできないと
酷い隔年結果が心配されます。
窒素を切ることは
手抜きではありません。