【みかん害虫】ゴマダラ2次発生あるか?

ゴマダラカミキリ
(ゴマダラカミキリ)

みかん管理
早生みかんです。


写真は
梅雨時期の
ゴマダラカミキリです。

小雨になると
ゴマダラカミキリが動き出しました。

先端へ移動し
これから飛びたつところです。

毎年、ゴマダラが多いわけではなく

多い年
少ない年

被害が大きい年、
そうではない年があります。


年による変化が見られるのです。

令和5年は
高温や乾燥の影響なのか


ゴマダラカミキリの
発生は少なく済んでいます。


ゴマダラカミキリ
2次発生あるかもしれません!

9月や10月でもゴマダラを
見る機会があるかもしれません。

過去には10月でも
みかん園でゴマダラを見た農家さんがいます。


温暖化は昆虫の
活動期間を変化させます。

油断できませんね。

ゴマダラ脱出
(はるみ ゴマダラ多発)

前の農家さんは

肥料好きで
毎年欠かさず肥料や堆肥を


たくさん撒いていたようです。

今回、その園地を借りた
河上さんは困り果てていました。


ゴマダラが大量発生してくるのでした。

どうしても勘違いしやすいのは

肥料や堆肥を沢山撒くと

生育が良くなって
果実も素晴らしくなるはずだと。

生育は良くなる
旺盛になるというのは正しいです。

栄養成長が
強くなるということです。


栄養成長が強くなると
生殖成長は弱まっていきます。

果物内容は
あまり充実しません。


果物を美味しくするためには
根っ子を張らせることです。(発根)

注意すべき点は

窒素過多では発根が阻害されます。
(想像以上に発根しません)

そして、上部ばかり
上に伸びるようになります。

水ばかり吸収しようとしますね。
(窒素濃度が高いので薄めるため)

水がある所には虫が集まります。

水が豊富で窒素で弱った樹がターゲットなのです。

窒素量は樹を見て考えるのです。

教科書は教科書

現場は現場です。

現場の状況を確認して
窒素量を考えていくのです。

はるみ園
(借り受けた河上氏 )


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