【植物ホルモン】有葉果と直花果
2023年06月22日

(青島みかん 有葉果)
みかん管理
青島みかんです。
切り上げ剪定4年目になります。
少しずつ変化が現れ始めました。
徐々に有葉果が増えて来ました。
有葉果と直花果とでは
植物ホルモンの流れが違います!
有葉果では扁平で
病害虫が少ない傾向があります。
(絶対ではない)
葉を持つ果実なので
ホルモンを活かすことができます。
病害虫が少ないのは
ホルモンのバランスが良いこと
病害虫に侵入されにくい果実だと考えます。
ただし
裏年の有葉果や
窒素過多
有葉果の場合は
品質が劣ることがあります。

(病害虫に侵されやすい直花果)
直花果の場合
腰高みかんになりやすいこと
品質が劣りやすいことが知られています。
直花果は
有葉果のように
新葉を持っていませんので
ホルモンバランスが
アンバランスになりやすいと考えます。
旧葉だけでは
力不足ということです。
(光合成はします)
窒素過多の場合は
特に病害虫の侵入が心配されます。
園地条件によっての
適正な窒素量を見極めたいですね。
全てのみかん園で
同じような窒素量では難しいと考えます。
雨年は窒素量を少なめに
乾燥年は窒素量を普通くらいに
天候によっても
適正窒素量は違うと考えます。