
(R4.6.25 園主 河上さん)
昨年から自然農法に挑戦しています。
借り受けた園地が
ゴマダラ地帯でした!
昨年は特に酷くて
摘果などの作業中でも
ゴマダラが気になって仕方がなかったと。
50本くらいの樹が植えられていますが
1本ごともれなく
1頭以上のゴマダラだったとか。

(ゴマダラカミキリ ♀)
河上さんは自然農法なので
植物ホルモンの強化を考えています。
切り上げ剪定を続け
植物ホルモンを強化させます。
肥料を与えず
自然の力で美味しい
果実を収穫することが目的です。
前の農家さんは
撒き物好きということで
堆肥や肥料とも
ガッツリ撒いてくれていました。
個人的見解ですが
窒素過多が考えられます。
窒素過多の状態では
植物ホルモンの
バランスが崩れます。
エチレンやジャスモン酸の減少が考えられます。
エチレンやジャスモン酸は
防御系ホルモン
病害虫耐性ホルモンです。
窒素がダメということではありません
もし窒素を撒く場合でも
適量があるということです。

(ゴマダラカミキリ♂)
ゴマダラカミキリ多発の原因は
これまでの管理の中にあると考えます。
これからの
ゴマダラ対策を
話し合っている最中も
ゴマダラカミキリを5頭見つけました。
暑いのに元気でした。
ゴマダラカミキリ メス♀3頭 オス♂2頭でした。
自然界では子孫繁栄のために
オス♂個体よりもメス♀個体が
多く発生するようになっています。
同じ甲虫目の
クワガタを飼育すると良くわかります。
オス♂の立派な
大アゴがカッコいいので
メス♀よりも
オス♂個体がたくさん
生れるといいと考えていました。
実際はメス♀だらけです。
専門家は7:3と考えています。
7:3=メス♀:オス♂
恐るべし昆虫の世界です。