(12月 アオクサカメムシ)
みかん管理
青島みかんです。
温暖化でいつまでも害虫が動いています。
12月になっても
最高気温が20℃を
超えるような日が多々ありました。
日当たりが
良好なみかん園では
直射日光が当たると
30℃を超えるくらいです。
半袖でも寒くないレベルです。
樹上部ではカメムシが
まだ複数動いていました。
艶々の緑色の
カメムシといえばツヤアオです。
ところが
少し小さめで艶消し状の
細身のカメムシを見つけました。
みかん園では
珍しいアオクサカメムシです!
主に豆類や稲などの
重要害虫と言われています。
今回、加害しにきたわけではなく
越冬場所を求めて
飛来したものと思われます。
周囲は水田なのであり得ることです。
(アオクサカメムシ)
アオクサカメムシの
近縁種として
ミナミアオカメムシがいます。
この外来種の
ミナミアオカメムシは北上中のようです。
生存競争に弱いアオクサカメムシは
絶滅に追いやられた地域もあるようです。
温暖化が進み
外来種のミナミアオカメムシの
分布域が北上中のようです。
カメムシの活動は
10月頃までだとされていました。
現在は12月でも
普通に見られますし
みかん樹上で
越冬する個体も
複数見つかるくらいです。
害虫はカメムシだけではありません。
来春の虫の
動きには注意したいですね。
(ツヤアオカメムシ 艶々)