【植物ホルモン】果形と新芽が違う“水の影響”管理も変えるべき?
2023年06月08日

(R5.5.10 片山みかん 果形扁平)
みかん管理
片山みかんです。
5年生若木
切り上げ剪定です。
山を開墾して平らな
みかん園になりました。
水捌け具合が園地の
右半分と左半分で違うようです。
果形と新芽の長さ違いました。
水の影響ありです!
水捌けの良し悪しによって
施肥体系を変えるべきと考えます。
水捌けの良くない半分は施肥は控えめ
水捌けの良好な半分は
通常施用にすべきと考えます。
土壌環境が違うので
肥培管理も同じでは思うようにいきません。
水が多く入る=窒素分も多くなりやすい

(短く止まった芽)
水溜まりができるような場所では
同じように窒素を加えると
細根量が減少しやすいです。
細根が減少し
窒素を吸収しやすくなります。
土壌の窒素が多くなり過ぎると
発根を阻害します。
細根量が少ないと
窒素だけが良く入るので
ホルモンレベルでは
ジベレリン活性になりやすいです。
ジベレリン活性では
・徒長枝が発生しやすくなります。
・果形が腰高傾向になります。
・芽の長さが長くなりやすいです。
樹の様子を観察しながら
肥培管理も考えるべきでしょう。
