【植物ホルモン】果形と新芽が違う“水の影響”管理も変えるべき?

有葉果
(R5.5.10 片山みかん 果形扁平)

みかん管理
片山みかんです。

5年生若木
切り上げ剪定です。


山を開墾して平らな
みかん園になりました。

水捌け具合が園地の
右半分と左半分で違うようです。


果形と新芽の長さ違いました。


水の影響ありです!


水捌けの良し悪しによって
施肥体系を変えるべきと考えます。

水捌けの良くない半分は施肥は控えめ

水捌けの良好な半分は
通常施用にすべきと考えます。

土壌環境が違うので
肥培管理も同じでは思うようにいきません。


水が多く入る=窒素分も多くなりやすい


片山みかん
(短く止まった芽)

水溜まりができるような場所では

同じように窒素を加えると
細根量が減少しやすいです。

細根が減少し
窒素を吸収しやすくなります。


土壌の窒素が多くなり過ぎると

発根を阻害します。

細根量が少ないと
窒素だけが良く入るので

ホルモンレベルでは
ジベレリン活性になりやすいです。


ジベレリン活性では

・徒長枝が発生しやすくなります。

・果形が腰高傾向になります。

・芽の長さが長くなりやすいです。

樹の様子を観察しながら
肥培管理も考えるべきでしょう。


片山みかん



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