
(R5.4.29 早生みかん 徒長枝)
みかん管理
早生みかんです。
切り下げ剪定で
バチバチ進められていました。
樹形が乱れると考え
徒長枝でもバチバチ切っていました!
教科書で良く目にする
樹形に拘りすぎていました。
園主、作業員
そうか真逆のことをやっていたのか!
徒長枝は切ってはいけないのかぁ!
どうも切る癖がついてしまった…
そうです。
樹形に拘っても
美味しくて体質の強い果実は難しいです。
徒長枝は全部
切らなくて良かったのです。

(徒長枝)
徒長枝にみかんを成らせても
美味しいみかんが成った試しがない。
時々聞く話かもしれません。
固定観念で
徒長枝=悪い枝 があると
それだけでも
上手くいかないかもしれません。
正しくは逆で
徒長枝=優れた枝(ホルモンが充実した枝)
と考えることができます。
徒長枝のみかんの成らせ方は
太さや大きさによって個数は変えます。
下垂するくらいの
着果数が必要です。
2個または3個
場合によっては4個くらい
成らせてもいいかもしれません。
徒長枝=ジベレリン活性
(窒素過多の合図)と考えています。
年間の窒素量も
考え直した方が良いでしょう。
良質な有葉花を着けるためには
CN比を高くすることです。
光合成が
弱いみかんですから
窒素を減量することで
CN比が高くなりやすいです。
園主さん
そういえば
確かに直花ばかりだった…
有葉花は少なかったなぁ…