【切り上げ剪定】高温・多雨“温暖化対策”植物ホルモン
2023年04月14日

(R5.3.11 青島みかん 切り上げ剪定)
みかん管理
青島みかんです。
切り上げ剪定でサクサク進めます。
温暖化対策
植物ホルモンを活かします!
高温・多雨が
収穫間際まで続き
果実の内容や肥大には
大きく影響を与え
手に負えなくなります。
植物ホルモンが
大きく乱れやすいからです。
不自然な管理
足し算方式の
管理を見直します。
窒素が多くないか?
剪定で切り過ぎていないか?
立枝を切っていないか?
植物は窒素がそこまで多く必要か?
人が良かれと
決めつけてきたことは
本当に良いかどうか見直す時では。
みかん園の条件も同じではありません。
樹齢や生育状況も違っています。
剪定の切り量も
窒素の許容範囲も違うはずです。
みかん(植物)の管理は
植物ホルモンを
動かすこと
活かすことだと考えます。
窒素を足していくのではなく
ホルモンを動かして
窒素を切っていきます。
窒素を足していくことは簡単でしょう。
ホルモンを動かすことは
意識しないと
難しいかもしれません。

(青島みかん 切り上げ剪定)
切り上げ剪定を続けて
窒素を切っていくと
徒長枝が無くなります。
栄養成長が落ち着いて
生殖成長に切り替えやすくなります。
切り上げ剪定は
ホルモン全般を活性化させます。
特に根っ子を大きく成長させ
サイトカイニンが増加してきます。
サイトカイニンは
地上部へ移動し
エチレンを発生させます。
エチレンは
縦の成長を止めます。
地下部が窒素過多になることで
根っ子の生育が阻害され
地上部が縦に
成長するようになります。
切り上げ剪定は
立枝を大切に使います。
立枝や樹上部が活きることは
水の出口を確保することになります。
自然の生育の中で浮皮軽減を狙えます。
