【切り上げ剪定】環境に適応“植物ホルモン”変化に対応
2023年03月23日

(R5.2.20 切り上げ剪定)
みかん管理
青島みかんです。
切り上げ剪定でザクザク進めます。
植物は自然界からの刺激を受けて
環境に適応しながら生きています。
植物ホルモンは
重要な役割を担っているのです!
栄養成長 縦の伸長
生殖成長 主に果実(花)の成長
光合成 受光容積を確保するために葉を立てる
根っ子拡散 土壌が硬いほど(小石あるほど)
根っ子が拡散して増えていきます。
窒素過多 細根が増えません、微量要素吸収疎外 ジベレリン活性
植物ホルモンは
各植物ホルモンに
特異的な受容体と結合し
植物の成長や反応を調節しています。
みかんの管理=ホルモン管理

(剪定屑粉砕)
現在
確認できている
植物ホルモンは9種類
オーキシン
ジベレリン
サイトカイニン
エチレン
アブシジン酸
ブラシノステロイド
ジャスモン酸
ストリゴラクトン
一つの植物ホルモンでも
多様な機能を持つ上に
濃度によっても
全く違う効果を示します。
【例】
9月のジベレリン:成長遅延効果狙い 浮皮軽減(遅延)
ジベレリン ⇒ 活性型と不活性型2種あり
ジベレリン濃度が薄まるタイミングで
高濃度の
ジベレリンを散布すると
植物は成長を緊急停止させる(多すぎるので止めろ)
樹体への負担も考えた方がいいのでは…
※植物バイオサイエンス参照