【早生みかん】理想CN比“有葉果増”高品質狙い!
2022年11月29日

(早生みかん 有葉果)
みかん管理
早生みかんです。
みかんには有葉果と
直花果の2種があります。
園地環境や着果状態
天候によりみかん内容が変わります。
天候任せの
みかん栽培なら
特に気にする必要はありませんが
少しでも
内容を良くする
糖度を1%でも高くする
高品質みかんを狙うのなら
直花果ではなく
有葉果を増やすべきです。
CN比を高めることで
有葉果の増加に期待できます!
重要なのは
秋期のCN比です。
既に花芽分化は始まっています。
花が咲く時に
何かを頑張っても
有葉果を増やすことはできません。

(早生みかん)
C:炭水化物(光合成産物)
N:窒素(肥料など、雨水)
CN比が高い
⇒ 炭水化物の割合が高いことです。
CN比が低い
⇒ 窒素分の割合が高いことです。
C(炭水化物):N(窒素分)
早生みかんなら
6:4以上が目安です。
7:3であれば
最も良いとされます。
実際にCN比を
計測することは難しいので
有葉果の割合で判断します。
探さなくても連続して
有葉果がある状態です。
ただし、温暖化や
隔年結果があると難しいです。
半分半分くらいであれば合格ラインと考えます。
有葉果50%くらい
直花果50%くらい
な感じです。
早生みかん
着果レベル3~4くらいの時
有葉果(花)が多くなっているはずです。
意識しても
理想のCN比までに
辿り着くことは難しいです。
頑張ることは剪定と摘果です。