
(R4.8.31 みかん新芽)
みかん管理
早生みかんです。
表年でありながら
果実肥大は順調です。
降雨量が多いため
樹勢はある程度回復しています。
樹勢回復の兆しありで
みかん秋芽が動き始めました!
全ての樹ではありませんが。
秋芽が動くとみかんの
品質低下が心配されますが
樹勢回復の面では
順調な証拠でもあります。
秋芽もパターンがいくつかあります。
1本出る場合
同場所から複数出る場合
短く止まる場合や
長くヒョロヒョロ伸びる場合
真っ直ぐ止まる場合
先端が弱く
曲がってしまう場合
いろいろなパーターンに分かれます。

(複数の秋芽)
複数の芽が出ようが出まいが
問題はないように考えられますが
複数の場合はホルモンの
ジベレリン活性を招きやすくなります。
複数の芽が出る場合
そのもとは
果梗枝であることが多いです。
果梗枝の処理が
充分できていませんでした。
早く1本にできればいいのですが
摘果作業に追われて
そのままにしてしまうと
直花が着きやすい芽になります。

(摘果の跡から 弱い秋芽)
摘果の跡からも
新芽が2本動きました。
弱い新芽でヒョロヒョロ
先端は細く曲がっていました。
葉っぱとしては問題ありませんが
良い有葉花を着けるためには
力不足の秋芽になります。
花が着いても
直花の可能性が高いです。

(真っ直ぐ伸びた新芽)
理想の新芽です。
真っ直ぐ伸びた秋芽がありました。
ヒョロヒョロせずに
真っ直ぐバチっと止まってくれました。
エチレンが動きました。
ジベレリン活性は避けられました。
有葉花の可能性が高まります。