
(R4.6.5 みかん苗木 垂直仕立て)
みかん管理
青島みかんです。
1年生苗木を植えました。
支柱を立てたら
垂直仕立てでホルモン活性を狙います!
斜めではありません。
垂直仕立てにすることで
植物ホルモンが動きやすくなります。
病害虫に強いエチレン活性に期待できます。
幹が太くなるのもエチレンの作用です。
ジベレリンなら縦に伸びます。
先端まで真っ直ぐになるよう支柱に固定します。
直根(ちょっこん)を切ると
ジベレリンが活性しやすいので
直根は切らずに
根っ子をまとめて
垂直にしてもらいました。
苗木の管理状態は
今後の樹勢や果実品質だけでなく
病害虫被害などにも
影響しますので疎かにできません。
ホルモンを重視しないのであれば
直根は切って根っ子を広げて
植える方法も間違いではありません。

(垂直になるように紐で結ぶ)
先端が曲がるとホルモンが弱ります。
エチレンが弱まり
病害虫に侵されやすくなります。
苗木でも窒素が多いと
病害虫の被害を受けやすくなります。
窒素が多いとジベレリンが活性します。
この時、
エチレンは弱まりますので
病害虫の被害を
まともに受けるようになります。
薬剤散布を行っても
間に合わなくなることがあります。
雨が続くと薬剤散布はできません。
植物ホルモンを活かすことで
本来の力を引き出すことができます。
ホルモンを上手くコントロールできたら
(エチレンレベルを上げること)
それだけで
病害虫の被害を軽減できます。
温暖化、異常気象の時代
薬剤だけで
病害虫対策を考えると
経費ばかりかかって
思うような効果が得られません。
植物ホルモンを活かすことですね!

(広がって害虫)