【技術者協議会】効率良く“ホルモン強化”切り上げ剪定でどうでしょう?

切り上げ剪定
(R6.2.2 技術者協議会)

みかん管理
青島みかんです。


切り上げ剪定で
サクサク進めていきます。


切り上げ剪定
植物ホルモン重視です!


剪定とは切るだけではありません。

枝を活かすことです。

切り上げ剪定では
立枝を活かすよう努めます。

ホルモンの力は絶大です。

少しのことで
大きな力を発揮できます。

その効果は説明がなくても

ホルモン剤(植物調整剤)でご存じのはずです。

それを
散布することも
技術のうちの一つです。

樹体内にある

ホルモンを
活かすことも技術です。


天候に振り回されない

暑さ寒さに強く

簡単には落葉しない。

果実体質
内容共に期待できます。


そのホルモンを
効率良く動かすためには

切り上げ剪定で
立枝を活かすことが大切です。


立枝に果実を
着けながら倒していきます。

この時に枝の質が変化します。

ホルモンを
変化させられるのです。

切り上げ剪定
(切り上げ剪定)

ジベレリンを活性させるためには

立枝を切ります。
窒素を沢山撒きます。

収穫量は
維持しやすいですが


みかん品質は劣ります。

収穫量は減りますが

みかん品質を
向上させるためには

ジベレリンを
活性化させてはいけません。


ジベレリンは栄養成長型(アクセルホルモン)

逆の生殖成長型
(ブレーキホルモン)
にするとジベレリン抑制になります。


程良いバランスは
意識しても難しいですが

偏り過ぎている以上は
どちらかに触れてしまいます。


剪定の切り方で

この成長の変化
ホルモンが変化します。


どちらを狙うかは
園主さんが決めたらいいでしょう。

ずっとブレーキを
かけ続けることも良くありませんので。


切り上げ剪定
(弱った枝を切り上げます)


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