【みかん剪定】切り上げ「植物ホルモン」 切り下げ「日光」

切り上げ剪定
(青島みかん 剪定)

みかん管理
青島みかんです。


剪定の時期になると
頭を悩ませる方も多いかもしれません。

剪定は2択だと考えます。

切り上げ剪定か
切り下げ剪定のどちらかです。

切り上げ剪定なら ⇒ 植物ホルモン重視
切り下げ剪定なら ⇒ 日光(光合成)重視


yoshidastyleでは


切り上げ剪定
植物ホルモン重視です!

ホルモンは
強力だからです。

糖度を上げるならアブシジン酸

体質強化ならジャスモン酸

扁平な果実ならオーキシン

言い換えると

アブシジン酸が
弱ければ高糖度に期待できません。


ジャスモン酸が弱くて

ジベレリンが勝つと
軟弱で浮きやすくなります。


オーキシンが弱く
ジベレリンが勝つと
腰高の果実になりやすいです。

植物ホルモンの流れは立枝ほど強力です。

切り上げ剪定では
立枝を積極的に使います。

使ってから
果実を成らせて
切る残すを考えます。


葉裏が見える
(葉が立ち上がり 葉裏が見える)

切り上げ剪定では

葉が上向きになり
葉裏が見えるようになります。


葉は互い違いに
枝に付いていますので

葉が上向きになると
受光容積を稼ぐことができます。

みかん自ら効率良い

光合成のために
葉の角度を調整しています。


枝が混んでいるように見えても

葉が上向きなら
普通に光合成は行えます。

ムリに立枝を切って
光を当てようとしなくても大丈夫です。

葉裏が見える
(葉裏が見える)

温州みかんはC3植物です。

光合成は遅く弱い性質があります。

光飽和点は
20000~30000ルクスです。

これ以上
日光が降り注いでも
光合成は活発になりません。

光飽和点目安

陽葉:~30000ルクス
陰葉:~10000ルクス程度

高温・乾燥に弱く
光合成は遅い植物です。


現代のような
温暖化状況では光よりも

植物ホルモンを優先した方が
理想のみかん栽培に繋がると考えます。





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