(R4.8.6 早生 ホルモンチェンジ)
みかん管理
早生みかんです。
切り上げ剪定継続
植物ホルモン強化です。
ホルモンを活かして品質向上を狙います。
果実の肥大と共に
枝が垂れ下がって来ました。
ホルモンチェンジで
品質向上に期待できます!
大きな狙いは
ジベレリン解除です。
(アクセルホルモン)
ジベレリンを活性化させてしまうと
軸太みかん
腰高みかん
浮皮みかんなど
品質低下が心配されるからです。
(ジベレリン活性 有葉果)
枝が下垂し
果頂部が下向き
これで高品質が狙えるわけですが
花の質が劣る場合
必ずしも品質向上にはつながりません。
写真のように
有葉果であっても
軸太に腰高が重なりました。
ジベレリン活性はありうることです。
アクセルからブレーキへと切り替えはできましたが
残念ながら小玉みかん(S・M)ではなくて
L~2Lサイズの可能性が高いです。
恐らく輪切りにすると
房数が少ない有葉果と考えます。
Lサイズで
止まることを祈ります。
糖度の予想も付きますね
糖度は良くて10.7%前後でしょう。
(アクセル=ジベレリン)
1本のみかんの樹で
どの部位が糖度は高いですか?
真ん中あたりとか
真ん中から下辺りとか
色々な考え方もあるでしょう。
個人的な見解ですが
立枝の先端部
ホルモンバランスの取れた枝の先端部
又は、枝の先端部になります。
良質な有葉花が着きやすい部分です。
え~?
立枝の先端なんか
いいみかんが成らないと
考えることもあっていいと思います。
アクセルホルモン領域では
管理のやり方により
ジベレリン活性が
起こりやすい部分になります。
立枝ではジベレリンを解除することで
(アクセルを緩めること)
みかんの品質向上は充分可能です。
ジベレリン解除
〇切り上げ剪定の徹底
〇立枝の先端はなるべく1本にする。
(3分岐はダメ)
〇窒素過多は避ける。
補足:ジベレリン解除=他のホルモンを活性化させる(割合を上げる)