光飽和点3万ルクス“みかん陽葉”能力低い陰葉を減量
(R7.1.12 早生みかん)
みかん管理
早生みかんです。
切り上げ剪定継続
活力ある陽葉が
やっと増えて来ました。
光飽和点3万ルクスの
みかん陽葉増量です!
それに比べ
光飽和点1万ルクスと劣る
陰葉を減量していきたいです。
光合成に優れ
高品質みかんに
必要な素晴らしい葉を
出すためには
時間がかかります。
栄養成長と生殖成長のバランス
ホルモンバランス
大丈夫そうでダメな年がありました。
まだ樹齢は
12年くらいです。
陽葉は小葉になります。
厚みのある葉
流れ良くなるよう
真っ直ぐ波打たない葉
このような葉を出すためには
窒素が先行すると上手くいきません。
堆肥など土壌改良
多量要素よりも微量要素を意識。
肥料(窒素分)
無機窒素ではなく
有機窒素のために
有機ペレット(有機100%)
令和6年産早生みかん2t出荷
平均糖度12%くらいまで上げられました。
隔年結果是正の課題は有りますが
果実内容が上げられたことは大きな収穫でした。
また、久しぶりの微量要素調査でしたが
結果を出せて
良かったと思います。
微量要素は微量で
効果を出せるという利点があります。
ただし
過剰症あるので
注意したいところです。
(みかん陽葉)
C3植物は光合成能力は高くは有りません。
光飽和点が2万~3万ルクスと低いのです。
暑さにも弱い植物です。
直射日光を沢山当てるという考え方には無理があります。
30℃以上になると
光合成はそれほど活発になりません。
光を当てなくても
光の波長を感知して
光合成が始まるので大丈夫です。
頑張りたいのは
果実内容を上げるなら
陽葉を増やすことからです。
みかんの量だけ増やしたい
病害虫が増えても
薬剤散布に自信があるので
みかんの量だけ増やしたいというのなら
陽葉でも陰葉でも
直花でも有葉花でもどちらでもいいのです。
また、高価な有機窒素に拘らなくても
無機窒素で十分かもしれませんね。
(切り上げ剪定)
立枝には陽葉が多くなります。
横枝には陰葉が多くなります。
私は立枝を使う切り上げ剪定です。
陽葉2万~3万ルクス
陰葉1万ルクス~
陰葉に光を沢山当てても急に陽葉にはなりません。
光を沢山当てることを考えなくても良いです。
陰葉は陰の葉の状態で
効果を発揮する葉っぱです。
日陰で大丈夫な葉っぱです。
日陰の葉は日陰で良いのです。
陰葉に光を当てるのではなく陽葉を増やしたら良いのです。
C3植物があれば
C4植物 サトウキビ、トウモロコシ、サボテン あります。
C4植物は光飽和点はありません飽和しません。
10万ルクス以上でも効率良く光合成が続くのです。
C3植物は適度な光で大丈夫なんです。
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