使いたくない消石灰“ライムエース”糖度上げられる!?
(R6.6.6 青島みかん)
みかん管理
青島みかんです。
切り上げ剪定継続園です。
ホルモンの
バランスを調整し
高品質みかんを狙います。
8月中旬までは
順調に内容が進んでいました。
8月下旬以降のまとまった雨により
急激に果実内容が
下がってしまいました。
本当は使いたくなかった
消石灰
ライムエースです!
糖度上昇に
少し期待あります。
10月のライムエースは効果低です。
それでも
何もやらないよりは
良いと考え少量ずつ撒きました。
平均糖度より
少し高ければ良しと考えます。
過去には
平均糖度を+1%
まで上げられました。
ただし
アルカリ分が高いため
有用な微生物などが
減少したり土壌を荒らす
デメリットもあります。
最終的には
生態系を変えてしまうでしょう。
カイガラムシ類の多発や
そうか病が
発生したこともありました。
強アルカリにより
窒素分を飛ばします。
よって栄養成長に急ブレーキがかかり
生殖成長に切り
替わりやすくなります。
糖度上昇に関わる
アブシジン酸などが増えるため
糖度上昇に
結び付くと考えられます。
もっと早い段階で
ライムエースを撒いておけば
後で慌てる必要もなかったのですが
10月になっても
平年を下回る糖度だったため
やむを得ずライムエースを撒きました。
本来はもっと早い段階で撒いておきます。
(R6.9.1 切り上げ剪定 枝下垂状況)
消石灰は土壌を荒らすので
その対策として通常よりも
土作りや根作りを強化します。
腐植分の補給も考え
草生栽培
牛堆肥、ふりかけ堆肥エコ
腐植資材、ネバリン
ハイフミンなどを施用します。
窒素を大量に撒くと
根っ子や樹体への負担に加え
栄養成長を
強め過ぎる心配があるため
窒素量は特に多くはしません。
窒素量は
栄養成長と生殖成長の
バランスが取れるくらいに加減します。
(R6.10.11 消石灰)
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