【みかん害虫】3年目で終息“カイガラムシ類”微量要素効いた!?
(R6.9.3 アカマルカイガラ)
みかん管理
青島みかんです。
3年くらい
カイガラムシ類が
道路際で蔓延っていました。
3年目に当たる令和6年は
カイガラムシ類終息となりました!
初めの1年目は
チョッと気になった程度でした。
被害部位は樹上のみで発生。
2年目に
なると被害部位は
目通り付近まで拡大しました。
オイル散布も実施していましたが。
定期防除でも
カイガラムシ類対策はしてきました。
ようやく、カイガラムシ類
大幅減少にまでこぎつけました。
昨年の果実は散々でしたが
9月以降目立った動きがありませんでした。
しぶといカメムシ目でした。
また、樹の内面的な部分
耐病性や害虫忌避を強化するべく
微量要素試験を実施しました。
たまたまかもしれませんが
微量要素
(アグリエース)を
基準量撒いた園地では
カメムシ目類の減少が見られました。
カイガラムシ類減少
カメムシ類減少
微量要素や
植物ホルモンについて
詳しく調査していきたいと考えます。
微量要素は高価で施用が大変ですが
微量で大きな
効果があると考えています。
植物ホルモンの
活性に繋がると考えるからです。
(ヤノネカイガラ9月)
カイガラムシ類は
それほど目立つような虫ではありません。
少量小規模の発生レベルであれば
オイル散布や薬剤散布
摘果や剪定などで
対策としては十分でもあります。
しかし
好適な条件が揃ってしまうと
一気に爆発して
目立つ存在になってしまいます。
果実被害も甚大になることがあります。
自然界では一定量の天敵により
カイガラムシ類の発生を
一定程度に抑えてくれます。
しかし、
大気汚染、環境変化が進むと
天敵が生息し辛い
環境を作ってしまいます。
カイガラムシ類などが勢いづくのです。
ここのみかん園は国道沿いです。
常に排気ガスを受けています。
光合成活性により
糖度上昇も見られ
良いことかとも思いましたが
害虫の棲みやすい
環境を提供してしまったのです。
薬剤だけでは難しく管理面も含め
総合的に対応していく必要があります。
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