【切り上げ剪定】発芽促進“植物ホルモン”隔年結果改善に繋げられる!?
(R5.4.16 切り上げ剪定)
みかん管理
青島みかんです。
切り上げ剪定を継続することで
植物ホルモンが活発になります。
植物ホルモンの
バランスが取れた立枝は
倒れて横枝に成った時
発芽しやすい
ホルモン状態になります。
発芽促進は植物ホルモンです!
肥料でも摘果でもありません。
枝の背から
良質な芽を複数確保できるのです。
真っ直ぐで
充実した芽に期待できます。
発芽促進⇒発根促進⇒着花(果)促進
着果調整⇒連年結実(隔年結果改善)
完全に隔年結果を治すことは簡単ではないので
表年と裏年の着果量の
格差を緩和することからです。
(枝の背から複数の発芽)
春芽の重要性
春芽は充実して
良い花が着きやすい。
夏芽は
春芽より劣るが
そこそこ良い花も着く。
秋芽は充実せずに
あまり良い花が着かない。
摘蕾をやれば
春芽を確保できますよ!
ということも言えますが
残念ながら
効率が悪く実用的ではありません。
(試験的に数本実施ならOK)
人力による早期摘果で
頑張っても可能な面積は限られます。
人を2~3人雇用するのであれば有効かもしれません。
夏芽を沢山
出せるかもしれませんが
9月以降の芽は
秋芽となり充実しないでしょう。
隔年結果を効率よく改善させるためには
切り上げ剪定により
植物ホルモンを活かします。
発芽促進を狙います。(春芽の確保)
それから
発根促進です。
複数に分岐した根っ子で
サイトカイニンが作られます。
着花促進につながります。
窒素過多の場合
発根を阻害してしまうため
花ホルモンである
サイトカイニンが十分作られません。
質の劣る花
弱い直花が多くなり
品質や量が不安定になります。
品質がダメなら量でカバーしたらいいとも言われますが
量がダメなときに
品質でカバーする余裕を持つこと
植物ホルモンですね!
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