【みかん品質向上】枝下がれ“ホルモンチェンジ”アクセル解除

ヨシダstyle

2022年08月21日 17:00


(R4.8.6 早生 ホルモンチェンジ)

みかん管理
早生みかんです。


切り上げ剪定継続
植物ホルモン強化です。

ホルモンを活かして品質向上を狙います。

果実の肥大と共に
枝が垂れ下がって来ました。


ホルモンチェンジで
品質向上に期待できます!


大きな狙いは
ジベレリン解除です。

(アクセルホルモン)

ジベレリンを活性化させてしまうと

軸太みかん
腰高みかん
浮皮みかんなど


品質低下が心配されるからです。



(ジベレリン活性 有葉果)

枝が下垂し
果頂部が下向き


これで高品質が狙えるわけですが

花の質が劣る場合
必ずしも品質向上にはつながりません。


写真のように
有葉果であっても
軸太に腰高が重なりました。

ジベレリン活性はありうることです。

アクセルからブレーキへと切り替えはできましたが

残念ながら小玉みかん(S・M)ではなくて

L~2Lサイズの可能性が高いです。

恐らく輪切りにすると
房数が少ない有葉果と考えます。


Lサイズで
止まることを祈ります。

糖度の予想も付きますね
糖度は良くて10.7%前後でしょう。



(アクセル=ジベレリン)

1本のみかんの樹で

どの部位が糖度は高いですか?

真ん中あたりとか
真ん中から下辺りとか

色々な考え方もあるでしょう。

個人的な見解ですが

立枝の先端部
ホルモンバランスの取れた枝の先端部


又は、枝の先端部になります。

良質な有葉花が着きやすい部分です。

え~?

立枝の先端なんか
いいみかんが成らないと
考えることもあっていいと思います。


アクセルホルモン領域では

管理のやり方により

ジベレリン活性が
起こりやすい部分になります。

立枝ではジベレリンを解除することで
(アクセルを緩めること)

みかんの品質向上は充分可能です。

ジベレリン解除

〇切り上げ剪定の徹底

〇立枝の先端はなるべく1本にする。
(3分岐はダメ)

〇窒素過多は避ける。


補足:ジベレリン解除=他のホルモンを活性化させる(割合を上げる)




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