【早生みかん】“みかん横割れ”高品質の証?

ヨシダstyle

2022年10月03日 17:00


(R4.9.21 みかん横割れ)

みかん管理
早生みかんです。


令和4年は表年
着花レベルは4くらい。

表年は等級・階級を
揃えやすい年でもあります。


階級はM・S中心を
目標に着果管理を進めてきました。

降雨も多い年になり
摘果ペースは悩みながらでした。


9月に入り
肥大ペースが
鈍り始めてきました。

降雨の後の巡回にて

裂果(れっか)が
少し見られるようになりました。


横割れのみかんを見つけました!

横割れは品質的に
良好な証でもあります。



(みかん斜め割れ ギリ高品質期待)

早生みかん(興津)の
特徴としてやや丸形傾向があります。


縦伸びしやすい
性質があるということです。
(腰高みかんになりやすいこと)

〇果皮が薄い+横伸び傾向=横割れしやすい
〇果皮が薄い+縦伸び傾向=縦割れしやすい


横伸び=扁平
縦伸び=腰高

横伸び=ジベレリンよりもオーキシンが勝つ
縦伸び=オーキシンよりもジベレリンが勝つ


植物ホルモンのジベレリン活性では

縦伸びが進みやすく
軸太で腰高傾向になりやすいです。


果実内容が劣ると考えられます。

更に

有葉果(高品質時)は横割れ傾向です。
直花果(低品質時)は縦割れ傾向です。




裂果(れっか)を軽減する方法

個人的見解です。

☆摘果の回数を増やす。

雨(水)と果実肥大を
確認しながら摘果を進める。

☆雨(水)が入らないように工夫する。

マルチ被覆
排水の良い園地

☆窒素過多に注意する。

果実が水を欲しがります。

☆剪定の切り方に注意する

立枝を切るとジベレリン活性を招きやすくなります。


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