【早生みかん】“みかん横割れ”高品質の証?
(R4.9.21 みかん横割れ)
みかん管理
早生みかんです。
令和4年は表年
着花レベルは4くらい。
表年は等級・階級を
揃えやすい年でもあります。
階級はM・S中心を
目標に着果管理を進めてきました。
降雨も多い年になり
摘果ペースは悩みながらでした。
9月に入り
肥大ペースが
鈍り始めてきました。
降雨の後の巡回にて
裂果(れっか)が
少し見られるようになりました。
横割れのみかんを見つけました!
横割れは品質的に
良好な証でもあります。
(みかん斜め割れ ギリ高品質期待)
早生みかん(興津)の
特徴としてやや丸形傾向があります。
縦伸びしやすい
性質があるということです。
(腰高みかんになりやすいこと)
〇果皮が薄い+横伸び傾向=横割れしやすい
〇果皮が薄い+縦伸び傾向=縦割れしやすい
横伸び=扁平
縦伸び=腰高
横伸び=ジベレリンよりもオーキシンが勝つ
縦伸び=オーキシンよりもジベレリンが勝つ
植物ホルモンのジベレリン活性では
縦伸びが進みやすく
軸太で腰高傾向になりやすいです。
果実内容が劣ると考えられます。
更に
有葉果(高品質時)は横割れ傾向です。
直花果(低品質時)は縦割れ傾向です。
裂果(れっか)を軽減する方法
個人的見解です。
☆摘果の回数を増やす。
雨(水)と果実肥大を
確認しながら摘果を進める。
☆雨(水)が入らないように工夫する。
マルチ被覆
排水の良い園地
☆窒素過多に注意する。
果実が水を欲しがります。
☆剪定の切り方に注意する
立枝を切るとジベレリン活性を招きやすくなります。
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