【切り上げ剪定】樹勢強化“地上部と地下部バランス”収量確保を狙います!
(R6.3.21 切り上げ剪定)
みかん管理
青島みかんです。
切り上げ剪定2年目の園地です。
昨年から剪定を任されています。
老木で弱りつつあるので
何とか切り上げ剪定で
樹勢を取り戻したいとのことでした。
徐々に切り上げ剪定を進め
地上部と地下部の
バランスを整えていきます!
タイベック被覆を行う園地です。
品質の心配はないので
収穫量を確保できるようにしたい。
そう話されていました。
大農家のお宅で
収穫量が無ければ
話にならないというのが口癖です。
出荷量150tクラスとなると
あまり細かいことを
気にしていられないのです。
剪定でも迷っていられません。
ルールを決めて
とにかく切っていきます。
葉の量が
少な目でしたので
葉の量で10%
前後の切り量としました。
切り過ぎはダメです。
みかんの品質は上がらないからです。
(切り上げ剪定)
切り上げ剪定だと
なぜ収穫量が維持しやすいのですか?(農家)
根っ子を傷めないからです。
収穫量を維持していくためには
肥料(窒素)だけでなく
健全な根っ子の
維持が大切なんですね。
根っ子を維持するためには
肥料(窒素)過多は良くありません。
無暗に立枝を
切ることも良くありません。
なるほど(農家)
大量に肥料を
撒きたくなりますが
適量に抑えた方がいいですね(農家)
肥料(窒素)が多いと何が障るのでしょう?(農家)
窒素過多は
発根を阻害します。(窒素以外の吸収劣る)
なるほど
みかんはC3植物で
窒素利用率が低いんだったね(農家)
一般的に考えているほどいらないのです。
それなら
肥料(窒素)ではなく
土壌改良に努めますよ(農家)
牛堆肥がいいでしょう。
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