【青島みかん】スピーディー摘果 果頂部下向き残し!
(R4.9.7 青島みかん 摘果)
みかん管理
青島みかんです。
切り上げ剪定
13年以上継続園です。
令和4年は表年で
着果(花)レベル4ぐらいです。
摘果は量を落としながら
果実品質まで揃えて行きます。
スピーディー摘果
果頂部下向き残しです!
外観を丁寧に確認しながら
摘果をやっていたら間に合いません。
上向き果だけに
集中し摘果することで
外観については
優品以上で
揃えることが可能です。
(斜め上なども含む)
外観不良果の内容ですが
主に3種の原因でした。
風ズレなど
チャノキ少々
黒点病ややるかも?
圧倒的に上向き果で多く見られます。
果頂部下向きのみかん以外を落とす!
これが今年のルールです。
一度決めたら
途中で変えません。
上向き果で病害が多い理由は
ジベレリン活性です。
そのような
果実は軸太みかんです。
軸太はジベレリン活性です。
ジベレリン=栄養成長です。
栄養成長では
耐病性が弱くなりますので。
現在の青島みかんでは
温暖化の影響で
樹勢の低下があります。
証拠として
有葉果(花)が減少し
直花果(花)が増加傾向です。
本来、青島みかんは
もっと樹勢が強いはずです。(良好のこと)
直花果が必ずしも
品質低下とは言いませんが
直花果の特性上
有葉果には敵いません。
剪定の切り量が
少なすぎることも
影響しているかもしれません。
切り上げ剪定で樹勢強化を図り
栄養成長と
生殖成長の偏りをなくし
栄養成長と生殖成長の
切り替えがスムーズにできれば
果実品質の維持・向上につなげられます。
今よりは
連年結実や有葉果(花)
増加に期待できるはずです。
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